景気はそんなに悪いのか!?
朝日新聞によると
「景気「足踏み」「悪化・下降」根強く 主要100社調査」
とのことだが、まずこれ調査の際の選択肢が変な気がする。
帯グラフを見ると選択肢は
「拡大」
「緩やかに回復」
「足踏み」
「緩やかに下降」
「悪化」
なんだけど、選択肢の中で「足踏み」はまん中、つまり良くも悪くもないの位置づけに当たる選択肢のはずなのに、「足踏み」って明らかにネガティブなイメージの語だよね、っていう。これを「維持」とかに変えたらかなりポジティブに見えると思う。
ってか、国の調査によると景気動向指数CIについても、先行指数(3p)も一致指数(4p)もともに上昇傾向にあるし。
もともと外的要因で相当に景気が悪化する方向にあることを考慮すれば、この程度であっても成果であると思うんだけどなぁ。
| 固定リンク
「時事評論」カテゴリの記事
- 憲法九条、立憲主義、そして憲法学(2015.09.17)
- なぜ研究者は小保方さんに厳しいのか(2014.07.25)
- 差別論の構造~人工知能学会誌の表紙問題(2013.12.30)
- 麻生ナチス発言はどう解釈すべきか(2013.08.04)
- 朝鮮学校無償化の問題と「教育を受ける権利」の保障(2013.02.23)
「経済」カテゴリの記事
- 「通俗的」行動経済学のケーススタディの問題(2012.06.02)
- シグナリングと優遇措置(2010.03.30)
- 死荷重・サービス業・免許(2010.02.18)
- マクロ経済学における動学モデルの不遇(2010.01.05)
- スパコンへの出資と費用対効果の問題(2009.11.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント